令和8年の春、新潟市に新しい公立高校(県立)として「碧高等学校」が開校します。 この学校は、新潟北高等学校と豊栄高等学校が統合して設置されるもので、学科については両校の既存学科を引き継ぎ、 〈普通科〉の1学科となります。 この学校の特色としては、なんと言っても「単位制」が導入されることです。 「必須科目」、「選択科目」、「統合校の特色ある科目」から必要単位を満たすよう、自身で時間割を編成する形になるようです。 このうち、「統合校の特色ある科目」としては、クリエイティブ・デザイン、情報デザイン、健康科学、こども福祉などの科目が予定されています。 大学生と同様な履修形態となることから、高校ー大学間のギャップ解消には効果的かもしれませんが、自身の将来の方向性が明確に定まっていない生徒にとっては、 どの授業を選択すべきか戸惑いを生じるかもしれません。 また、同校は国の「DXハイスクール」(高等学校DX加速化推進事業)の採択を受け、情報系に特化した独自のカリキュラムの開発が進められるとのことです。 そのため、情報系の学習を積極的に習得したい生徒にとっては選択理由の1つになりそうです。 その一方で、令和7年度には既に県内18校もの公立高校が「DXハイスクール」の採択を受けていることから、 独自性をどこまで打ち出せるかが課題になるかと思います。 入試における倍率や偏差値に関しては、新設校であることから明確な判断は難しいところですが、定員数が140人(4学級)と十分に確保されていることから、 そこまでの高い数値とならないのではないかと考えています。 いずれにしても、新しく生まれる高校として、特色ある魅力的な学校となることを期待したいです。 【参照】新潟県ホームページ https://www.pref.niigata.lg.jp/uploaded/life/772615_2436474_misc.pdf